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墓石のかたち。造と構え。墓石の基本を知る。名称を知る。
■ 和型墓石
親しみの中に天・人・地の理念を表すお墓の代名詞。


現在建てられるお墓の多くはこの形です。二段重ねの台石の上の竿石をいく三段構成をとりそれぞれが「天・人・地」永遠の存在を表現しています。竿石は、9寸角(27?)・一尺角(30?)が一般的で、全体の大きさは、墓所の広さ
との調和を見て決定します。

和型墓石イメージ
■ 五輪塔
家族の絆を永遠に祈念するメモリアム。


本来は印塔や宝塔と同じく経文を納めるもの。現在は、先祖の供養のために建てられます。地輪(方形)、水輪(球)、火輪(三角)、風輪(半球)、空輪(半球と三角)という自然の五大要素で構成され、それぞれの表現に梵字で各概念を刻みます。

五輪搭イメージ
洋型墓石
陽光と緑に映える、モダンな祈りの型。


公園墓地の開発と歩調を合わせるように普及してきた洋型墓石。オルガン型と箱型の二種類が一般的で、どちらも比較的せまい敷地でも、形態、意匠の自由度が大きいのが特徴です。寸法は、高さ1、6尺(約54?)、横2尺(約66?)が標準です。

洋型墓石イメージ
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特別仕様

墓石は採石から製品化まで様々の工程を経て完成するもの。その仕様は技術の進歩に助けられはがらも多くは人の手によるものです。
研磨、切り込み、彫刻それぞれの過程には、卓越し職人の技と心が生きています。
その意味で墓石は、ひとつひとつが喪の心をテーマのした芸術品といえるかも知れません。

香箱 四方丸面 額縁 上蓮華
上下蓮華 返り華 丸型寸輪 切り出し亀腹
水垂れ 銀杏仕上げ
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墓石は採石から製品化まで様々の工程を経て完成するもの。その仕様は技術の進歩に助けられはがらも多くは人の手によるものです。
研磨、切り込み、彫刻それぞれの過程には、卓越し職人の技と心が生きています。
その意味で墓石は、ひとつひとつが喪の心をテーマのした芸術品といえるかも知れません。


墓石としてもっとも使用される花崗岩で、目の大きさによって、小目石・中目石・粗目石などに分類されます。小目石や中目石は、主に墓石として使われ、粗目石は外柵や階段の好材として知られています。産地としては茨城県の稲田や香川県の庵治などが有名です。


重厚感があって精緻な石目と美しい光沢が大きな魅力です。福島産の浮金石が有名ですが、生産減少のため、最近では南アフリカ産のファイングレー、そしてインド産の黒みかげが黒色系の代表と言えます。


産出量が少ないため、高級石材として位置付けられる色石。緑色系では、本小松石がよく知られていますが、近年は生産減少のため外国産が主流となっています。赤色系はインド産のルビーレッドやさくらみかげがあり、洋型墓石に多く使われています。


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